前回の、ミッドラインのお話に関連した内容ですが、
今回は、女性の生き方とミッドラインについて、すこし私の思いを書いてみたいと思います。
年齢は公開しませんが、私は昭和生まれです。
昭和から平成へと時代が変わり、世の中の状況や、価値観が変化していくにつれて、女性の生き方が多様化しているように思います。
かなり昔になってしまいますが、私が社会人になった頃は、平成でした。
しかし、当時、年功序列、終身雇用制は、まだ、まかり通っていました。
今はおそらく、崩壊しつつあるシステムだと思います。
数年前から「派遣切り」という言葉を聞くようになりましたが、派遣社員という契約で、就業するというスタイルは現在も定着し、正社員という枠に縛られないという発想をされる女性は少なくはないのではないでしょうか。
また、フィギュアスケートの安藤選手のように、未婚のまま出産をする女性も少なくなく、女性としての生き方は、公私共に多様化しているように思います。
私が子供の頃は、女性はクリスマスケーキと同様、24歳で最高値がつき、25歳になった途端、値が下がってしまうといわれていたそうです。
要するに、世間によって適齢期が定められ、自分自身の生き方における適齢期という観念が無かったのでしょう。
女性が、ある程度、世間によって、決められた生き方をしていた時代から、多様化の時代、つまり、悩んだり迷ったりしながら、自分自身の内側から納得のいく決断し、前に向かって生きていく時代へと変わってきていると思います。
私は、今の時代を生きる女性の一人として、やはり、ミッドラインの大切さを強く感じています。
多様化している時代だからこそ、自分に立脚して、自分の内側から答えを出す必要があるのではないでしょうか。世間によって決められた生き方が、すでに崩壊している現代だからこそ、内なるミッドラインを感じられることが、とても大切だと思うのです。
前回、「最も愛情深い人とは、自己中心的な人である。」という文章を引用しましたが、今回は、私の大好きな女優さんの一人、アンジェリーナ ・ジョリーさんのストーリーを挙げて、すこし、ミッドラインのお話をしたいと思います。
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私は、アンジェリーナさんの映画を、何作か観ていますが、
そのなかで、「GIA」では、アンジェリーナさんは、ハードドラックを常用しエイズに感染するファッションモデルの役を演じ、
また、「17歳のカルテ」では精神病院に入院しているボス的な存在のリサという役柄を演じておられます。
ともに、それらの映画での役柄は、実際のアンジェリーナさんの資質の一部なのではないかと思わせるほど、アンジェリーナさんそのものに、エキセントリックなイメージがありました。
しかし、アンジェリーナさんのイメージが、ガラリと変わったのは、「トゥームレイダー」という映画を撮影された後のことです。
撮影をおこなった現地、カンボジアで、アンジェリーナさんは、最初の養子、マドックス君を迎えています。
そして、現地カンボジアで経験したことをきっかけとして、現在のヒューマニタリアンの道を歩まれているのだそうです。
当時、アンジェリーナさんは、現在のパートナー、ブラッド・ピットさんではなく、ビリーさんという俳優さんと結婚をされていましたが、その後、ビリーさんと離婚され、シングルマザーとしてマドックス君を育てると決意されたそうです。
アンジェリーナさんは、離婚をされたときの心境を、このように語っておられます。
参考Web
“It took me by surprise, too, because overnight, we totally changed. I think one day we had just nothing in common. And it’s scary but…I think it can happen when you get involved and you don’t know yourself yet.”
「離婚は、突然のように襲ってきたの。一晩で、私たちは完全に変わってしまった。私は、ある日、私たちの間に共通することが何一つ無くなってしまったのだと思ったわ。怖いことなのだけれど、私は、もしあなたが、自分自身をまだ知らないうちにパートナーに関わるのだとしたのなら、離婚は起こりうると思うわ。」
私は、今から、約7年ほど前、コンビニに売っていた女性雑誌をパラリと立ち読みした瞬間に、この文章が目に飛び込んできたのでした。
もっと他にもアンジェリーナさんの印象的なお話しがありましたが、残念ながら雑誌は行方不明になってしまいました。
「若い頃に味わったたくさんの痛みは、今の私になるために必要だった。」
「これまでの映画で、自分は役より、劣っていると思っていた。」
というような内容だったのを覚えています。
アンジェリーナさんの表情や顔つきは、同一人物とは思えないくらい、マドックス君を迎えた後にかわっています。
マドックス君との関係はこれまで経験したことの無いもので、
マドックス君との関係性によって、ソフトで感受性のある女性になることができたともおっしゃっています。
私は、その後の、母性に満ち溢れ、しかも、親善大使として活躍され、実際に、アフリカ、中東と現地に渡り、最善を尽くされているアンジェリーナさんをとても尊敬しています。
容姿端麗なだけの、ただのお飾りの女優ではありません。
自分自身を知るとありますが、マドックス君を迎えることで、マドックス君を鏡として、アンジェリーナさんは、内なる自分を知ったのではないでしょうか。
自分自身を知ること。
自分自身に気がつくこと。
もしかしたら、それは、アンジェリーナさんが言うように、一晩で完全に変わってしまうようなことすら起こり得ると考えられます。
私は、もちろん、アンジェリーナさんにお会いしたことはありませんが、アンジェリーナさんのこれまでの痛みは、最高の自己、最も愛情深い中心軸、ミッドラインに統合されたのではないかと思えるのです。
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私は、セラピストとして、また、人として、
現代の多様化している時代を生きているからこそ、
自分の中心から、自分の決断や、選択をしたいと思うのです。
そこには、たくさんの自由がありますが、
自由と同時に、責任があります。
つまり、自分の中心からずれた、恐れや不安からの決断をしたのであれば、
その結果は残念ながら自分に返ってくると思っています。
さまざまな選択肢がある時代だからこそ、私は、その中で迷い悩んだこともあったかもしれません。時に苦渋の決断をしたこともあったでしょう。
しかし、どんな時代、どんな状況であったとしても、
自分のミッドライン、中心から、決断や選択をしたいと思っています。
自分の中心軸、ミッドラインに統合される。
そして、自分自身を知る。自分自身に気がつく。
それらは、知的な作業としての自分を知るということではなく、
細胞やシステムなどの、生きている肉体の存在を通して、
たとえば押し寄せる恐怖や怒り、悲しみに奪われそうになっても、
全て、まず、今の自分そのものを丸ごと受け入れて、覚めた意識のまま気がつくことができるということなのです。
不活性な支点でさえ、受容もとに変容をむかえることができるのです。
クラニオセイクラル・バイオダイナミクスは、恐れや不安からくる、ミッドラインから外れたエネルギーを解放し、手放すことをサポートします。
もし、あなたが、選択のとき、または、決断のときにおられるのなら、
クラニオセイクラル・バイオダイナミクスのセッションがサポートになります。
ご自身の内側から、ご自身のミッドラインから必要な答えを得られるでしょう。
5月10日土曜日
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中満整体
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