2013年6月26日水曜日

夏の間ブログお休みします。

久しぶりのブログ記事となります。
実はここ最近、ずいぶんと時間をかけて、気持ちの整理整頓をしていました。

やりたいこと。そのなかでも必要だと思うからやりたいこと。少し大変そうだけど、やり遂げたいこと。面白いからやりたいこと。

そして、やらなければならないと思い込んでいたけれど、やる必要がないと気がついたこと。それらを手放すこと。

今回は、これらを基準にして整理整頓をしていました。

もともと、クラニオセイクラルに出逢う前から、やりたくないことは選択しないというライフスタイルでしたが、クラニオセイクラルに出逢ってからは尚更、こうして心の整理整頓や洗濯をしながら、自分のブレスオブライフに正直に、そして、よりリソース化できるライフスタイルを選択する事が習慣化されてきているようです。

��ブレスオブライフとは、ミッドライン①を、リソース化とは、リソース資源①リソース資源②をご参照ください。)

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まず、大変そうだけどやり遂げたいことへの気づきについてです。

2013年10月に、私の所属するクラニオセイクラルの協会に、研究論文を提出するという、私にとってとても大きな課題があります。
これまで、このワークに魅了されて、学び続けてきましたが、このように正式に書面にして研究してきたことを提出するとなると、改めて襟を正し、もう一度自分を振り返る時間をとる必要があるようです。

次に、面白いからやりたいことについての気づきです。

実は、2013年2月から始めたこのブログ記事を書くことは、私にとって、とっても面白いことでした。人との会話も楽しいのですが、自分の思いを一方的に記述して、公にさらすなんて、これまで経験したことのない、とても面白い体験でした。
時々、暇な時間に思いついたことを、ブログネタ帳にメモをして、記事が出来上がったら、ブログにアップする。
この作業が、ものすごい、面白かったのです!
でも、10月の論文の提出まで、この面白い事を取り上げてしまおうと思っています。
親が、テレビゲームばかりしてテスト勉強をしない子供に、試験が終わるまでゲーム禁止令を出すのと同じ事です。正直、論文を書くことより、ブログ記事を書くことの方が、断然面白い!ときてしまっているのですから、始末に負えたものではありません。

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最後に、やらなければならないと思い込んでいたけれど、実はやる必要がないと気がついたことなのですが、この気づきは、執着していたものを手放すという作業でした。
多少の痛みを伴いながら、ここ最近で、やや大きな物事を手放しました。

クラニオセイクラルのトレーニングは、解剖学、生理学などのいわゆる自分の内面的なものではない外的かつ理論的な勉強と、身体を使いながら体得していく実技の勉強を含みますが、最終的な意味でのクラニオセイクラルの勉強とは、自分を知ることだと私は思っています。
自分を知ることが、周囲の人々や物事を知ることに通じていると思うからです。

クラニオセイクラルの一回のセミナーでは、4、5日くらいのひと単位の日程を一ヶ月に2セット、通常の生活の時間を離れ、クラニオセイクラルの学びの時間の中に入り込むのですが、そのセミナーでも同じように、理論と実技の勉強のみならず、私にとっては自分を見るという心のトレーニングも大切な学びの一つでした。

通常体感している時間の流れより遥かに精妙で濃密になっていくトレーニングの場で、自分に気がつく事、そして執着を手放す事は、私にとっては痛みを伴います。

しかし、執着することに消耗していたエネルギーを自らの命の輝きに使うことができるようになることを体感していく価値ある時間でもあります。

執着を手放すというより、執着している自分に気がつくという表現の方が、私の思いに近いかもしれません。

なぜならば、気がつく時点で、すでに手放している状態になり始めていると思うからです。

これまで、背負い続けてきた重荷を、トレーニングの場で一つ一つ降ろし、それまで味わっていなかった自由に、最終的には気がつく体験だと表現することもできます。

トレーニング中の心身の変化は、その後に、日常生活に戻ってから、具体的で、目に見え、手に取れ、感じ取れる変化へと変容していきます。心身の状態が現実を作るのだという事をしみじみと実感することができます。

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クラニオセイクラルの用語ではありませんが、
私が、守破離という言葉を初めて聞いたのは、つい2年くらい前の事だったと思います。
この言葉の意味を知り、それまでの一つひとつ、ばらばらの経験が、一つにつながったように感じました。

wikipediaでは、このように説明されていましたので、ここに引用いたします。

ここから--------------------
守破離(しゅはり)は、日本での茶道、武道、芸術等における師弟関係のあり方の一つ。日本においてこれらの文化が発展、進化してきた創造的な過程のベースとなっている思想でもある。

まずは師匠に言われたこと、型を「守る」ところから修行が始まる。その後、その型を自分と照らし合わせて研究することにより、自分に合った、より良いと思われる型をつくることにより既存の型を「破る」。最終的には師匠の型、そして自分自身が造り出した型の上に立脚した個人は、自分自身と技についてよく理解しているため、型から自由になり、型から「離れ」て自在になることができる。
--------------------ここまで


このように、守破離とは、伝統芸能を学び修得する過程を表現し、それが学問や、仕事などにも通ずると言われていますが、私は、この執着を手放すという事において、守破離という思想を活用することができると思っているのです。

もともと、クラニオセイクラルは米国で発見されていて、日本の伝統文化などとは関係なく発展してきている、いわゆる輸入学問を私達は学んでいるのですが、英国にインスティテュートを設立されたフランクリン・シルズ博士(米国人)は、数多く携わる博士の中でもとりわけ東洋思想に精通されており、ご自身のウエブサイトや文献においても、仏教に関わる記述が多く見受けられます。
そして博士は、クラニオセイクラルの中の、私が学んだバイオダイナミクスの発展に大きく関わる方でもあります。
博士が守破離という思想をご存知かどうかはわかりませんが、私達は、せっかく日本人として生まれてきたのですから、この日本の思想を上手く西洋由来のクラニオセイクラルのフィールドにて活用し、我々東洋人におけるクラニオセイクラルをさらに深める事ができるとしたら、それはとても素晴らしいことだと思っています。

ということで、次回、おそらく秋頃には、この日本の思想を上手くクラニオセイクラルで活用するという記事が書けたらと思っています。
それまでは、中満整体公式ホームページにて、改めてバックナンバーを時折ご紹介させていただきたいと思っていますので、ぜひご訪問ください。
バックナンバーのご紹介はこちら

ひき続き、セッションは行っておりますので、ご興味のある方は、ぜひご連絡くださいませ。心より待ちしております。

次回まで少し時間が開いてしまいますが、それまでの間、論文を書きながら、日々さらにパワーアップ、バージョンアップを目指し、より満ちたクラニオセイクラルを提供できるよう精進していきたいと思っています!


そして、先ほど話題にでました、クラニオセイクラルバイオダイナミクスのトレーニングにご興味をもたれました方がいらっしゃいましたら、こちらをクリックしてください。
クラニオセイクラルバランシング バイオダイナミクスアプローチ
2013年10月から新しい講座が始まります。その前のイントロダクションは幅広く皆様にお奨めしたいです。
日本で様々なクラニオセイクラルの教育団体がありますが、BCSTという正式なバイオダイナミクスクラニオセイクラルセラピストのディプロマが取得できるのは、日本国内では、こちらの団体のみです。
基礎コースでは、木村先生が、そして上級コースでは、スイス人のバードレーナ先生が担当されます。
上級コースでは通訳の方もいらっしゃいます。


では、また秋にブログを再開しますので、それまでのしばらくの間、中満整体バックナンバーのご紹介に是非お付き合いください。

ここまでお読みくださって本当にありがとうございました。
またのご訪問を心よりお待ちしております。

中満整体

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