2014年8月24日日曜日

クラニオセイクラル・バイオダイナミクスを図解する

実は最近、ある異業種の方に、
クラニオセイクラル・バイオダイナミクスとは、どのようなワークなのか、
ということを言葉だけで説明する
というかなりのチャレンジを試みました。

残念ながら、結果的に、その試みは見事に大失敗でした。
自分でも、びっくりする程の大失敗でした。

今日は、その失敗談から、
クラニオセイクラル・バイオダイナミクスを図解する
というテーマにたどり着きたいと思います。

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そもそも、クラニオセイクラル・バイオダイナミクスとは何なのか?
ということを言葉だけを使って説明することは
非常に困難です。
というか、無理です。
それができるようだったら、
クラニオセイクラル・バイオダイナミクス通信講座
なんていうものがあってもおかしくないわけです。
(通信講座では100%クラニオセイクラル・バイオダイナミクスは習得できません!)

私は、無理を承知で、何を勘違いしたか、チャレンジしてしまったのです。
しかも、どうしても説明の必要があると思い込み、
できるんじゃないか!
為せば成るのではないか!
という楽観的、かつ希望的観測の元に、
勘違いは、さらに膨らんでいきました。

その勘違いは、おそらく、

① 昨年論文を協会に提出した際に、
クラスメイトや先生の前でプレゼンテーションした時、
十分に伝えられたという実感があった。
だから今回も出来るだろう!

②クラニオセイクラル・バイオダイナミクスにご興味を持って
お問い合せくださる方々にも、伝えられていると思っている。
だから今回も出来るだろう!

以上の2つの勘違いがベースにあったのだと思います。

しかし!!
よくよく考えてみると、
クラスメイトは同じトレーニングを受けているわけですし

お問い合せくださる方は
クラニオセイクラルのセッションを、これから受けるわけですから、

言葉以上の身体感覚を持って理解している。
または、これから身体感覚をもって理解する
という大きな基盤があったんですよね…。

そんな、とても肝心なこと、当たり前のことを忘れていました…。

いや、当たり前のことって、自覚できないものなんですね…。

今回、私がお伝えした方々は
特にクラニオセイクラル・バイオダイナミクスに
ご興味があるわけではないということと
今後セッションを受けるわけでは無かったということを考えても、
やはり言葉だけで伝えるのは、非常に困難である
ということをしみじみと実感したわけです。

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私のクライアントさんの中の一人で、
中満整体に初めていらしてから、約8ヶ月経つ方がいらっしゃるのですが、
最近、とても面白いことをおっしゃっていました。

中満整体公式HPに、このような説明文があります。

”こり”などの緊張している硬い部分があったとしても、
身体は必要があってその硬さを作り出しているので、
そこにアプローチをし、揉みほぐすなどは行いません。
身体の叡智は、準備が出来たときに、
ご自身の内側から、その硬さを作り出さなければならない要因をおのずと解放し、
根本的な治癒を引き起こすだけの潜在的な可能性を持っています。


その方は、もちろん、ウエブサイトでこの文章をお読み下さっていたと思いますし、
これまでのセッションでも度々、私は、このお話をしていました。
しかし、ある日、改めて、「この文章の意味が、よくわかりました。」
とおっしゃったのです。

つまり、ご自身がセッションを重ねて受けることで、
身体感覚を伴い、ようやく最近になって腑に落ちました、という意味で、
「よくわかりました。」とおっしゃってくださったのです。
腑に落ちてくださったとは、本当にありがたいことです。

クラニオセイクラル・バイオダイナミクスの治癒のプロセスに
言葉はいらないです。
私は、そう信じています。

クラニオセイクラル・バイオダイナミクスは、あまりに奥が深すぎて、
言語として、言っている意味がわかる程度のことでは、
深いところまでの理解には至ることができない。
つまり、腑に落ちることはないのだ
ということをしみじみと実感しました。

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さて、この辺で、本題に移ります。
じゃあ、言葉で説明できないなら、
もう、他に伝える方法は、無いのか?

いや、無いわけがないのです!
意地になって言っている訳ではないのです!

フランクリン・シルズ博士によって書かれた
「The polarity Process」という本に、
この奥の深いワークの真髄が、一眼見て解るかのように、
まさに、図解されていたことを
私は、思い出したのです!
ここに、添付の図を、ご紹介したいと思います。


〈対訳〉

The Macrocosmic Connections    大宇宙のつながり
Tao                                                    一番中心が、タオ
Yin-Yan                                     その外側にあるのが、陰と陽の極性
Five elements                              次が、五行の関係性
Manifestation                              一番外側が、一万もの物具現化された形、万物

この図の下にある説明文
Tao is the stillness at the heart of all manifestations. We tend to identify most with the outer layer of being and lose touch with the source of the whole, Tao. We get caught up in the periphery and lose touch with the center.

「道、タオは全ての具現化された存在の中心にあるスティルネスです。
私たちは最も外側の存在を認識しやすい傾向にあります。
そして、全体の中心、源泉である、道、タオへのつながりを失いがちでもあります。
私たちは、中心へのつながりを失い、その周辺の存在の中に取り込まれてしまっているのです。」

フランクリン・シルズ博士は、このように、大宇宙のつながりを図解しながら、
説明なさっています。
東洋人である私が、米国人である博士によって説明された東洋思想に
つくづく納得してしまいます。
道、タオは、言葉にならないといわれますが、
まさに言葉にすることなく、見事に図解されています。

クラニオセイクラル・バイオダイナミクスとは、
この図解にあるように、
「見て形になっている万物から、最も静かな場所
スティルネスと呼ばれる静かな場所に向かうこと、
そして、その源泉である静かな場所から溢れ出す慈悲に身を委ねること。」

と表現することが出来るのではないでしょうか。
といいますか、正直、
もう、こう説明して、
この図をお見せする。
それ以外の、また、それ以上の説明は、
今のところ、思いつかないのです。

いかがでしょうか?
私のこの説明と図解で、
お読みくださるあなたに、何かが伝わっているでしょうか?

お読みくださってありがとうございました。
またのご訪問を心よりお待ちしております。

中満整体

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